ウッドピタの地震防災コラム

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防災2018年9月12日

旅先で大地震! 見知らぬ土地での避難はどうする?

駅 イメージ

この度の北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震により、亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被災された方々およびそのご家族には、心よりお見舞い申し上げます。

こんにちは。株式会社ピタコラム ウッドピタ事業本部企画担当の後藤孝子です。
気候のよい秋を迎え、旅行にお出かけの方も多いのではないでしょうか。
でも、もし旅先で大きな地震に遭遇してしまったら……と思っていたら、
「北海道で地震 震度6強」の一報が飛び込んできました!(後に震度7に訂正)
新千歳空港のある千歳市は震度6弱、札幌市北区は震度5強、人気観光地の函館市も震度5弱で、
インフラの混乱は必至です。今後の地震活動も予断を許しません。
3か月前に、商都 大阪や巨大観光地 京都を含む関西圏で発生した大阪北部地震では、
地元の方々だけでなく、観光や出張で訪れていた人々も大変苦労されたようです。
そこで今回は、旅行前の地震対策と旅先での避難行動に注目してみました。


目次:

↓ 旅行前の地震対策は何をすればいい?

↓ 見知らぬ土地で地震に遭った時の基本行動

↓ どこにいるのかで異なる避難行動

↓ おぼえておきたいその他のチェックポイント

↓ 旅先で大地震! 見知らぬ土地での避難はどうする?:まとめ



旅行前の地震対策は何をすればいい?



旅先で地震が起きることも考えて……と言っても、ただでさえ荷物はコンパクトにしたいのに、防災グッズを山のように抱えていくわけにはいきませんよね。必ず地震に遭うというわけではないので尚更です。
では、旅行に行く前にするべきことは?


MAPを用意しましょう
旅行先のMAPを用意しましょう。

いざ地震!という時に、自分のいる位置を確かめるためです。避難所探しにも役立ちます。(スマホ等の地図アプリでもOK)




数の交通手段を検討しておきましょう。
複数の交通手段を検討しておきましょう。

メインの交通手段が使えなくなった場合に、すばやく次善の行動を取れるようにするためです。鉄道は動かなくても、飛行機は早めに復旧した───という例もあります。とくに家族旅行は、子どもの体調変化などで素早い対処が必要になるかもしれません。




健康保険証を必ず携帯しましょう
健康保険証を必ず携帯しましょう。

長時間身動きが取れずに体調をくずすこともあります。急に医療機関にかかっても、保険証があれば費用の心配も軽減されます。また、保険証は身元保証のツールにもなり、避難所での登録等をスムーズに行うことができます。




持病の薬は多めに持っていきましょう
持病の薬は多めに持っていきましょう。

避難生活が1日や2日では終わらない場合もあります。医療機関の支援が入るまでの間、困らないように、服用中の薬は2~3日分多めに持参しましょう。持病についてのメモも併せて持っていると、避難先でも的確な手当てを受けやすくなります。




地震情報アプリを用意しましょう
地震情報アプリを用意しましょう。

スマートフォンを使用しているなら、緊急地震速報災害情報を確認できるアプリを予め用意しておくと、いざという時の情報収集に役立ちます。旅先の自治体が作成したアプリもあったりするので、出かける前にチェックしておきましょう。



見知らぬ土地で地震に遭った時の基本行動



地震に遭遇したら、落ち着いて行動しましょう。ここでは、街中を例にとった地震時の基本行動をご紹介します。
①外を歩いていたなら、まずは建物から離れて、看板や割れた窓ガラスの落下から身を守り、ビルの倒壊にも注意しながら、公園などの安全な場所へ避難しましょう。その際には、くれぐれも車の通行に気をつけてください。逆に、外が危険だと判断したなら、一時的に新しそうなビル耐震構造が期待できる!)の中に避難しましょう。

②次に、自分がどこにいるのかをMAPで確認します。

③SNSなどを利用して正確な情報を入手しましょう。デマなどに踊らされないように、自治体や新聞・交通各社など公共的な機関が発信する情報をチェックすることをおすすめします。

最寄りの駅に向かうのか、現在地の自治体が指定する避難所に向かうのか、方針を決めます。避難先の情報がなく不明なら、近くの学校に向かってみましょう。

街中での身の守り方については当コラムでも以前にご紹介しています。そちらもぜひご覧ください。
→ 大阪地震から考える 地震発生時の街中での行動




どこにいるのかで異なる避難行動


災害 イメージ


観光地など、地震に遭うのが都会の街中とは限りません。どこにいるのか、それが問題です。

●ホテルや旅館の中で

宿泊施設では定期的に防災訓練が行われているので、スタッフは避難手順を心得ています。建物が危険な状態でないなら、あわてず、スタッフの指示に従いましょう。帰宅するための交通手段や、宿泊延期の可否、避難所への案内、食料の調達方法なども相談できます。ただし、客室からの避難ルートは事前に確認しておいてください。

●海の近くで

何と言っても怖いのは津波ですね。すぐに海岸を離れて、内陸の高い場所へ移動しましょう。過去の地震で津波が発生したかどうか、防災無線などで避難指示が出るのかどうか、逃げるならどこを目指せばいいのか等々、旅先のコミュニケーションの一つとして、地元の人々の話を聞いておくとよいかもしれません。

●山の中で

ハイキングや登山をしている時に地震を感じたら、落石に注意! また、山の地震で怖いのはがけくずれ土石流雪崩が発生することです。地震後に山の奥で雷のような音が響いたら、とにかく逃げます。その時、下に降りようとしがちですが、それでは土石流などに追いつかれて逃げきれません。横方向に逃げるようにしましょう。

●橋の上で

すぐに橋から離れ、火災や土砂崩れの起きていない方向へ逃げましょう。大きな揺れの時は、橋の欄干などにつかまるか、しゃがみこんで揺れが収まるのを待ってから行動します。コンクリート製の橋でも経年劣化で弱くなっているかもしれませんから、長居は禁物です。といって、あわてて河原に飛び降りない! 足をくじいたりすれば、それこそ逃げられなくなります。



おぼえておきたいその他のチェックポイント


●いざという時は現金が強い!

電子マネーやクレジットカード決済で旅行も身軽になりましたが、被災現場で食料や飲料水を自力で確保しなければならなくなった時に、コンビニなどの店舗で現金以外は受け付けない場合があります。また、災害時に連絡手段として有効な公衆電話は、硬貨しか使えません。飲料水の自動販売機も、釣銭切れになると硬貨しか使えなくなります。

●できる限り外部と連絡をとる

旅先で被災したら、無事であることも含めて、家族や会社に連絡をしますよね。その時に、いったい何がどんな規模で起きているのか、外部からの情報を得ることも大切です。災害の現地はとかく混乱して情報も錯綜しがちです。案外、外から見た情報のほうが正確だったりします。

●携帯電話、スマホは充電状態に

外部と連絡を取ったり、ネットで情報を収集したり、携帯電話やスマホは地震時にも活躍します。停電した時には懐中電灯代わりにも使えます。ただ、それはちゃんと充電されていればこそ。地震はいつ起きるかわかりませんから、旅先にはモバイルバッテリーを忘れずに持っていき、普段から充電状態を保つように心がけましょう。



旅先で大地震! 見知らぬ土地での避難はどうする?:まとめ


さて、いろいろな地震対策を挙げてみましたが、考え過ぎるとせっかくの旅行が楽しくなくなってしまいます。
要は、いざ地震に遭遇したら、冷静な判断と行動力を失わないようにすること。
いろいろな対策(グッズを用意したり、情報を得たり)はそのサポート役を担うものです。
今回の当コラムを読んでいただいたこともその一つ。
ここで挙げた情報をどこか頭の隅に置いておいていただければ幸いです。
実は、地震と旅行ということでは、今回のお話とは真逆のシチュエーションで、
旅先にいる間に、我が家のある地域が被災した───という場合もあり得るわけです。
そんな時に少しでも心配を軽くするために、ぜひご自宅の耐震補強は進めておいてくださいね。




株式会社ピタコラム ウッドピタ事業本部
企画担当 後藤孝子