ウッドピタの地震防災コラム

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防災2018年12月26日

夜間の地震  対処法と日頃の備え

夜の街イメージ

いつ発生するか予測がつかない自然災害。
地震が発生するのは何年以内なのか、などといった時期の話はよくなされますが、
1日の内いつ地震が起こるか、という時間帯の話は意外と忘れられがちです。
一般的に防災訓練も日中に行われることが多く、私たちは頭のどこかで
なんとなく地震は、日中に起こるものだと勝手にイメージしているのかもしれません。
そこで今回は、もし夜間に巨大地震が発生したらどうすべきか
その対処法と日頃の備えについて考えてみたいと思います。
一日の半分を過ごす寝室での防災。備えあれば患いなしです。



目次:

↓ 阪神淡路大震災も熊本地震も夜~未明の地震だった

↓ 就寝時に地震発生!とっさに取るべき行動は

↓ 日頃の備え 寝室に置くもの置いてはいけないもの

↓ 夜間の地震 対処法と日頃の備え・まとめ



阪神淡路大震災も熊本地震も夜~未明の地震だった


1995年の阪神大震災では、午前5時46分に震度7の揺れが町を襲い、
6434人の犠牲者の約8割が、家屋の倒壊や家具の転倒などによる圧死でした。
熊本地震では2016年4月14日の午後9時26分
16日の午前1時25分に熊本県益城町で最大震度7を観測し、
熊本県の他、大分県でも強い揺れ、余震が相次ぎました。
それら強い揺れの多くが夜遅くから未明に発生しています。
夜寝ている最中に起こる地震は、
揺れに気付くまでにタイムラグがあり、油断している分、危険度が高く
まわりが暗くて見えないので、どこに何があるか分からず動くこともままなりません。
また、寝ている姿勢から起き上がるという動作が増え、
避難に移るまでに時間がかかることも考えられます。
その結果、倒れてくる本棚やタンス、仏壇などで負傷するケースが多いというわけです。
それでは、就寝中に大きな揺れを感じた時、どのような行動をとればよいのでしょか。




就寝時に地震発生!とっさに取るべき行動は



防災イメージ

●地震発生!
就寝中に地震の揺れを感じたらまず、窓ガラスの破片が飛んできたり、
家具などが倒れてきたりするのに備えて、布団や枕で頭を覆って守りましょう
その際、物が落ちてくることも考えられます。
反応して身を守れるように目はしっかりと開け、周囲の状況を見ておきましょう
焦って何かにしがみつこうとしてはいけません。驚いて布団から飛び出てしまうのではなく、
布団の中で揺れがおさまるのを待ってください。

●揺れがおさまったら
地震の揺れがおさまったら、声を出したり笛を吹いたりして家族の安全を確認してみます。
室内は停電していて真っ暗だと思われます。
懐中電灯で周囲を照らして、落ち着いて状況を把握しましょう。
布団から出る際は、落ちてきた物やガラスが散乱している可能性があります。
スリッパなどを履き、足のケガを防ぎましょう
一時、揺れがおさまっても、またすぐに余震が起こる場合もあります。
家の中でも防災ずきんやヘルメット、
なければタオルなどを巻くなどして、頭を保護し、行動してください。
あとは、火が出ていたら初期消火。非常持出し品の用意。
津波、山・崖崩れの危険が予想される地域は、すぐに避難を開始します。

●避難開始
津波や土砂崩れが予測される地域など一刻も早く避難すべきケースもありますが、
状況に応じて、まずラジオやテレビでの情報収集を行ってください。
避難すべきと判断した場合、最小限の荷物を持って避難経路を進みます。
外に出れば道路が割れているかもしれないし、橋が落ちてなくなっているかもしれません。
ただでさえ暗くて危険な道のりです。懐中電灯で照らしながら慎重に移動しましょう。




日頃の備え 寝室に置くもの置いてはいけないもの


夜間の地震に対する避難行動を心得ておくことも大切ですが、
まずは日頃から、寝室を危険の少ない環境にしておくことが重要です。
タンスなどの大きな家具は、転倒による怪我の可能性があります。
できるだけ寝室には置かないようにしてください。
やむを得ず寝室に家具を置く場合は、人が寝ている場所に倒れてこない、
落ちてこない、逃げ道をふさがないことを確認したうえで相応しい位置に設置しましょう。
実際に普段寝ている場所に寝ころび、
揺れによって頭に物が落ちてくる危険がないかを確認してみるのがオススメです。
また、家具を置く場合は、金具や突っ張り棒などで必ず固定をしておいてください。
窓ガラスも注意すべきポイントです。
窓の近くでは寝ないように心がけ、どうしても窓が近くにある場合は、
窓にガラス飛散防止フィルムなどを貼って対策をしておきましょう。
次に、寝室に準備しておくべき物について。
ベッドのそばに置いてほしいものは、
懐中電灯、スリッパや運動靴、ヘルメット(帽子)、軍手、笛、携帯電話などです。
スリッパは避難する際に、床に飛散したガラスや物から足を守ります。
底のできるだけ厚いものを用意しましょう。
ヘルメットは頭への落下物の直撃を防ぎます。
ヘルメットが用意できない場合は帽子を被りましょう。
倒れた家具や壊れた物をどかしたり、ゆがんだ扉を開けたりするときに軍手があると便利です。
子ども用サイズも準備しておきましょう。
笛は家や倒壊した家具の中に閉じ込められてしまった場合、
自分の存在を周囲の人に知らせ、救助を呼ぶのに役立ちます。
また、目が悪い人は、メガネを手の届く場所へ準備しておいてください。
くれぐれもメガネケースに入れておくことをお忘れなく。
これらのグッズは袋などに入れて、ベッドにくくりつけておくのがオススメです。
地震への備えについては、コラム地震への備えは防災グッズを揃えるだけでは安心できない
にも詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。




夜間の地震 対処法と日頃の備え・まとめ


夜寝ている時に起こる地震は、日中の地震に比べて
実際の震度より大きく感じる傾向があるそうです。
確かに、ただでさえ怖い地震。暗闇の中で襲われたら余計パニックになりそうですよね。
でも、だからこそ。しっかりと落ち着いて、冷静に行動することが大切です。
そのためには日ごろからしっかりと備えをしておくこと。
いま一度家族と話合い、夜に地震が起こった場合の動き方を確認しておきましょう。



株式会社ピタコラム ウッドピタ事業本部
企画担当 後藤孝子